回線が切断された場合にエラーを表示できますか?
回線切断検知専用の機能はございません。しかし、他の汎用機能を利用して、回線が切断された場合(上位から通信が届かない場合)に回線切断中のメッセージを画面に表示する事は可能です。
設定された時間が経過すると、設定された処理を行う「タイマー型グローバルメモリ」を使用します。
例えば、60秒が経過すると"通信エラー"と画面に表示する処理を設定したタイマー型グローバルメモリを作成します。この状態では電源投入後、約60秒で画面に"通信エラー"と表示されてしまうため上位からこのタイマーの残りカウントを60秒にリセットする命令を定期的に送るようにします。
こうすることで、通信が行われている間はタイマー型グローバルメモリに設定された、画面に"通信エラー"と表示する処理が実行されないため何も起きませんが、回線が切断されるとタイマーをリセットする命令が届かなくなり最大約60秒後に"通信エラー"と画面に表示されます。
ファイル名 | SAMPLE_communication_error_IS711-4_181.ipp |
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プロジェクト作成バージョン | 2.1.2.181 |
プロジェクト作成機種 | IS711-4S |
- 起動から約60秒後に通信エラーと表示されます。
- 通信エラーと表示される前に上位からサブルーチン「SUB00001」を実行する通信コマンドを送信すると通信エラーが表示されるまでの時間が60秒にリセットされます。
文字列モードが「文字列リソースセットA」の場合はSTR00001をリンクした部品には"運転"と表示されます。
文字列モードは、文字列型の環境変数「STRMODE」に設定されている「文字列リソースセットID」によって決まります。例の場合は、文字列リソースセットAのIDは「STM00001」、文字列リソースセットBのIDは「STM00002」になっています。
その為、環境変数「STRMODE」の値が「STM00001」の時は"運転"と表示され「文字列コピー」アクションなどで、環境変数「STRMODE」の値を「STM00002」に変更すると"RUN"と表示されるようになります。
※機種によって選択可能なフォント種類やフォントの選択可能数が異なります。お使いの機種の仕様は各製品仕様書をご確認下さい。
製品仕様書はダウンロードページまで。
ファイル名 | SAMPEL_language_swich_IS711-4_181.ipp |
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プロジェクト作成バージョン | 2.1.2.181 |
プロジェクト作成機種 | IS711-4S |
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サブルーチン「SUB00001」を実行するコマンド(RS232C通信の場合)
{STX}00C0000000EPA07,SUB00001{CR}0544{ETX}
※{STX}は0x02、{CR}は0x0d、{ETX}は0x03、他はアスキーコード
[InfoSOSA側]
①タイマー型グローバルメモリに以下の設定を行う
- タイムアップは60秒
- タイムアップ時に回線切断中のポップアップを表示するアクションを設定する
②「タイマー型をリセットするサブルーチン」を作成する※リセットするとまた60秒からカウントダウンする
[上位側]
10秒ごとに「タイマー型をリセットするサブルーチン」を実行するコマンドを発行する
サブルーチン「SUB00001」を実行するコマンド(RS232C通信の場合)
{STX}00C0000000EPA07,SUB00001{CR}0544{ETX}
※{STX}は0x02、{CR}は0x0d、{ETX}は0x03、他はアスキーコード
上記により、回線が正常の場合はタイマーはタイムアップすることが無いため何も起きませんが回線が切断された場合は、60秒以内にタイムアップしてエラーメッセージが表示されます。