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In-Depth Guide & Comparison - Touchscreens
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IN-DEPTH GUIDE & COMPARISON 徹底解説 タッチパネル

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図解でわかりやすく解説&徹底比較

なぜ指で画面に触れると操作ができるのか?

なぜ触れると操作できる?タッチパネルの仕組みと種類を徹底比較

私たちは当たり前にスマホの画面に触れるだけで操作していますが、なぜそれができるのか考えたことはありますか?指先ひとつで直感的に操作できるタッチパネル。その始まりは、1960年代の研究室まで遡り、そして今もなお新たな技術発展が続いています。ガラケーからスマートフォン、車載ナビやデジタルサイネージ、工場のFA機器からIoTデバイスまで。私たちの生活に欠かせない存在となったタッチパネルの仕組みや種類を、図解と比較表を交えてわかりやすく解説します。
ひとめでわかる!方式の特長早見表
抵抗膜方式:低コスト・手袋対応・産業向けスタンダード
静電容量方式:スマホ同等・マルチタッチ・高耐久
赤外線方式(光学式):大型画面向け・透過率高・外光と異物に弱い
超音波方式:高透過・高耐傷・水滴・手袋に弱い
電磁誘導方式:専用ペン必須・筆圧対応・高精度ペン入力

目次

WHAT IS TOUCHSCREEN

タッチパネルとは?

タッチパネルとは、画面に直接触れることで操作できる入力装置です。指やペンの接触位置を検出し、コンピュータに伝える役割を担います。スマートフォン・ATM・産業用HMI・券売機など幅広い機器に搭載されており、検出方式によって特性が大きく異なります。

タッチパネルとは?

タッチパネルとは、ディスプレイなどの表示装置にタッチ位置を検出するセンサーを直接埋め込んだり、パネル状の電子部品として取り付けることで、画面に直接触れて操作できる入力装置です。海外では「タッチスクリーン」と呼ばれます。ユーザーが指やペンなどで画面に触れると、座標などの情報がコンピュータに送られ、画面表示の変更や機器の制御など、様々な操作が実行されます。産業用機器や医療機器など専門的な分野から、スマートフォンやタブレットをはじめ、銀行のATM、駅の券売機、カーナビなど、私たちの生活に身近な様々な機器に組み込まれているほか、モニターとして外付けで接続して使用されています。

タッチパネルの特長

タッチパネルの特長

タッチパネルの最大の特長は、その直感的な操作性です。画面を指でなぞったりタップするだけで、様々な操作が行えるため、初心者でも簡単に使いこなすことができます。この直感的な操作性は、従来の物理ボタンやキーボードといった入力デバイスに代わり、様々な機器の操作パネルとしてタッチパネルが広く採用される要因となっています。さらに、タッチパネルは表示装置と入力装置を一体化できるため、機器の小型化・軽量化にも大きく貢献しています。

従来の物理デバイスを用いた操作では、例えば操作画面を切り替える際にも、複数のボタンを順に押すといった複雑な手順が必要でした。しかし、タッチパネルでは、画面上で指を滑らせるだけで直感的に画面を切り替えたり、画像を拡大縮小したりすることができます。この簡便な操作性が、これまでは出来なかったような操作や結果を生み出し、ユーザーの操作体験を大きく向上させています。

タッチパネルの構成要素

タッチパネルがどのようにして指やペンでの操作を機器に伝えるのか。この仕組みの中心となるのは、「タッチパネルセンサー」と「タッチパネルコントローラー」と呼ばれる主要な部品が重要な役割を果たしています。この2つの部品から送られてきた情報を基に、タッチ操作に対応したOSやアプリケーションが、画面上の表示や動作を制御します。

タッチパネルセンサー

  • タッチパネルセンサー
    例:タッチパネル(パネル状のタッチセンサー)
  • タッチパネルセンサーとは、指やペンなどの物体が触れたり近づいたりといった動作を感知し、その情報を電気信号に変換する電子部品です。電気的な容量の性質変化、圧力の変化、光の性質や状態の変化など、様々な物理現象の変化を電気信号に変換することで、タッチ位置を検出します。種類や形態も多岐にわたり、様々な電子機器に搭載されています。

タッチパネルコントローラ

  • DMC「独自開発コントローラ」による環境ノイズ対策1
  • タッチパネルコントローラーとは、タッチパネルセンサーから送られてきた情報を処理し、機器に適切な命令を送る電子回路です。この回路は、マイコン(マイクロコントローラー)や専用のIC(集積回路)で構成されており、複雑なアルゴリズムによって信号処理を行います。タッチパネルセンサーと密接に連携し、ユーザーの操作をデバイスに反映させる役割を担います。


具体的には、タッチパネルコントローラーは、タッチパネルセンサーから送られてきた電気信号をノイズから除去し、増幅することで、機器が正確に解釈できるデジタル信号に変換します。その後、タッチされた位置を正確に計算し、複数の指での同時操作や、スワイプ、ピンチイン/アウトなどのジェスチャー操作を認識します。そして、これらの情報を画面上の座標に変換し、対応する適切な命令をデバイスのOSに送信します。

  • ノイズ除去
    タッチ信号以外のノイズを除去し、正確な信号を抽出します。
  • 信号増幅
    微弱な信号を増幅し、機器が確実に認識できるようにします。
  • 座標計算
    タッチされた位置を正確な座標に変換します。
  • ジェスチャー認識
    スワイプやピンチイン/アウトなどのジェスチャーを認識し、対応する命令を生成します。
  • 応答速度向上
    タッチ操作に対する応答速度を向上させるための処理を行います。

このように、タッチパネルセンサーとタッチパネルコントローラーが連携することで、画面を直感的に操作できます。タッチパネルセンサーが外界からの情報を感知し、タッチパネルコントローラーがその情報を機器に伝える。この一連の動作が、スムーズなタッチ操作を実現しています。タッチパネルの性能は、このコントローラーの性能に大きく左右されます。


USE CASES

活用シーンと応用製品

ひとめでわかる!活用シーンと応用製品
過酷な環境:屋外の自販機・券売機、建設・農業機械
衛生・安全:医療・介護施設、食品工場
精密操作:FA・工作機械、産業用ロボット
身近な存在:スマホ、ATM、セルフレジ

タッチパネルは、搭載される機器の種類よりも、その現場でどんな性能が求められるかによって最適な方式が変わってきます。ここでは、過酷な環境への対応力、衛生・安全性、精密な操作性、そして日常での身近さという4つの切り口から、タッチパネルの活躍シーンとタッチパネル応用製品をご紹介します。

タッチパネルの活用シーン

私たちの日常生活から過酷な産業現場まで、タッチパネルは今やさまざまなインフラに不可欠な情報操作インターフェースです。直感的な操作性を提供するだけでなく、環境耐性や堅牢性を備えたタッチパネルは、様々な業界の課題を解決するキーデバイスとして進化を続けています。タッチパネルが実際にどのようなシーンで活躍しているのか、その具体的な応用製品と最適な技術方式と共にご紹介します。

過酷な環境で使われるシーン

屋外の自動販売機や券売機、建設機械・農業機械の操作パネル、屋外設置のデジタルサイネージなど、タッチパネルは炎天下や氷点下、雨風にさらされる環境でも安定した動作が求められます。工場やプラントなどの製造現場、建築・土木作業の屋外端末、あるいは船舶や航空機のコックピット。これらは、激しい温度変化や湿気、振動、さらには油や水滴、埃が日常茶飯事の「過酷な環境」です。一般的なスマートフォン感覚のパネルではすぐに誤作動や故障を起こしてしまいます。

過酷な環境下で使われるタッチパネル応用製品例
  • 自動販売機
    自動販売機
  • 精算機
    精算機
  • 農業機械・トラクター
    農業機械・トラクター
  • ガススタンド給油機
    ガススタンド給油機
  • 太陽光発電システム
    太陽光発電システム
  • プラント制御モニター
    プラント制御モニター
  • 船舶ナビゲーション・計器
    船舶ナビゲーション・計器
  • 航空機コックピット端末
    航空機コックピット端末

DMCの投影型静電容量方式タッチパネルは-40℃〜80℃の動作温度範囲に対応し、画面に水滴が付着した際の誤動作を防ぐ機能や本体構造内にUV吸収構造があるため、過酷な環境での採用実績が多数あります。屋外設置に特化した製品は「屋外設置装置向けソリューション」で詳しくご案内しています。

衛生・安全性が求められるシーン

医療や介護、食品製造といった現場では、機器の清潔さと誤操作の防止が何よりも最優先されます。例えば、医療機器やナースステーション、介護施設の見守り機器やリハビリ機器、そして食品工場のライン管理端末など、一瞬のミスや衛生管理の不徹底が重大なリスクにつながる環境です。こうした現場では、日常的な消毒液での拭き取りに対する高い耐薬品性や、手袋をはめたままでも確実に入力できる操作性が強く求められます。さらに近年では、画面に直接触れずに操作可能な「タッチレス(非接触)」技術への関心も急速に高まっています。

衛生・安全性が求められるタッチパネル応用製品例
  • 人工呼吸器
    人工呼吸器
  • 血液分析装置
    血液分析装置
  • レーザー治療器
    レーザー治療器
  • 麻酔器
    麻酔器
  • 臨床検査機器
    臨床検査機器
  • 分娩監視装置
    分娩監視装置
  • リハビリ機器
    リハビリ機器
  • 食品検査装置
    食品検査装置
  • DMCのタッチレス製品は、赤外線センサーなどを用いて画面に触れることなく操作を完了できる仕組みで、不特定多数が利用する現場での接触リスク低減に貢献します。

  •  HG SERIES
    ジェスチャで非接触操作。タッチレスHMI
    赤外線ジェスチャセンサー採用で端末に触れることなく操作が可能。公共性の高い装置に最適。
    ハンドジェスチャタイプ
    HGSERIES

DMCのタッチパネル製品は、それぞれの現場が抱える固有の課題をクリアし、安全で快適な業務環境を支える最適なタッチパネルソリューションをご提案しています。詳しくは「医療機器・介護機器向けタッチパネルソリューション」でご案内しています。

精密な操作・多点入力が求められるシーン

製造業の最前線や高度な医療・研究現場では、一瞬の誤操作がラインの停止や品質低下に直結するため、極めて高い「正確性」と「追従性」がタッチパネルに求められます。例えば、工場の生産ラインを集中管理するHMIパネルや工作機械の操作盤、産業用ロボットの緻密な動きを制御するティーチングペンダント、さらにはミクロン単位の測定を行う精密機器の検査装置などがその代表例です。これらの現場では、作業環境やオペレーションのスタイルに応じて最適なタッチパネル方式が選定されます。油分や泥汚れが付着しやすく、軍手や厚手の作業手袋をはめたまま確実な入力を行いたい現場では「抵抗膜方式」が根強い信頼を得ています。一方で、スマートフォンのような直感的なピンチイン・ピンチアウトといったマルチタッチ操作(多点入力)や、滑らかな画面スクロールで作業効率を高めたい現場では「投影型静電容量方式」の採用が進んでいます。以下に、過酷な環境下でも高い信頼性を発揮し、業務の効率化を支えている主な製品・導入現場の事例をご紹介します。

また、FAの現場でタッチパネルが選ばれる理由は、操作性だけではありません。配線をタッチパネル一体型のディスプレイに集約することで配線工数を削減でき、既存設備の改造時にもパネル一枚の交換で対応できる柔軟性があります。さらに、インバーターやロボットコントローラといった周辺機器との通信インターフェースを備えた製品を選ぶことで、生産ラインの見える化や遠隔監視までを一つの画面で完結できる点も、FA領域でタッチパネル化が進む理由のひとつです。

精密な操作・多点入力が求められるタッチパネル応用製品例
  • 工作機械用操作盤(HMI)
    工作機械用操作盤(HMI)
  • ティーチングペンダント
    ティーチングペンダント
  • 半導体製造装置モニター
    半導体製造装置モニター
  • 精密検査・測定装置
    精密検査・測定装置
  • 工場ライン集中管理システム
    工場ライン集中管理システム
  • 印刷機械コントロールパネル
    印刷機械コントロールパネル
  • 電子天秤・計測器
    電子天秤・計測器
  • 分析・理化学機器
    分析・理化学機器

DMCは抵抗膜方式、静電容量方式に対応したタッチパネルコンピュータやタッチパネル表示器、タッチパネルティーチングペンダント、タッチパネルモジュールを展開し、31年にわたり現場ごとの要求仕様に合わせたカスタマイズにも対応してきました。製造業に特化したタッチパネルソリューションを「FA/工作機械向けタッチパネルソリューション」で詳しくご案内しています。

毎日何気なく触れている身近な存在「民生・公共向け」

スマートフォンや家電の操作パネル、車載ナビゲーション、駅の券売機、銀行のATM、コンビニのセルフレジなど、タッチパネルは意識せずとも毎日何度も触れている身近な技術です。これらの多くには、軽い操作感とマルチタッチに優れた投影型静電容量方式が採用されています。こうした民生・公共機器の普及があったからこそ、多くの人が違和感なくタッチパネルを操作できるようになり、結果として工場や医療現場での導入のハードルも下がってきました。

民生・公共向けタッチパネル応用製品例
  • スマートフォン・タブレット
    スマートフォン・タブレット
  • カーナビ・車載モニター
    カーナビ・車載モニター
  • 銀行ATM
    銀行ATM
  • 駅の自動券売機
    駅の自動券売機
  • セルフレジ
    セルフレジ
  • 飲食店の注文端末(OES)
    飲食店の注文端末(OES)
  • スマート家電
    スマート家電
  • 施設案内サイネージ
    施設案内サイネージ
HOW TOUCHSCREEN WORKS

タッチパネルの仕組み

タッチパネルの種類

タッチパネルの動作方式が異なれば、得意な環境や操作感も変わります。タッチパネルは、技術の進歩に伴い、常により高精度で多機能なものが求められており、タッチを検出する技術として実に多様な方式が存在します。特に「抵抗膜方式」と「静電容量方式」が一般的ですが、他にも様々な種類があり、それぞれ異なる原理に基づき、用途や環境に応じて最適な方式が選択されます。

DMCでは、導入のしやすさ、コストパフォーマンス、技術進化による性能向上の可能性、少量多品種への対応のしやすさなどの理由から、抵抗膜方式・静電容量方式タッチパネルを多数ラインアップしています。

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抵抗膜方式タッチパネル

抵抗膜方式は、圧力による2枚の電極の接触を検知してタッチ位置を特定します。手袋・ペン・水滴環境でも安定動作し、コストパフォーマンスに優れるため産業用途のスタンダードです。基本的にマルチタッチには非対応ですが、軽荷重タイプ・マルチタッチタイプで対応可能です。

抵抗膜方式タッチパネルは、2枚の透明な導電膜が接触することで電圧変化を検出し、タッチ位置を特定する方式です。ITO膜と呼ばれる透明な導電膜が、電気を通す性質を利用して接触位置を特定します。「感圧式」とも呼ばれ、圧力を加えることで反応するのが特徴です。銀行のATMや駅の券売機をはじめ、FA(ファクトリーオートメーション)など、幅広い産業分野で長年にわたり信頼性のあるタッチパネルとして使用されています。

抵抗膜方式タッチパネルの動作原理

  • 抵抗膜方式タッチパネルの動作原理
  • 電極(透明導電膜)が形成された透明なフィルムやガラスの基板を、電極が向かい合うように貼り合わせた2層構造になっており、パネルが押されると上部基板がたわみ、上下のそれぞれX軸とY軸の電極が接触・導通することで入力を検知します。この上下の電極を挟む形で、小さな突起物である絶縁体(ドットスペーサー)を配すことで、無入力時のショートを防止しています。

抵抗膜方式タッチパネルのメリット

この方式の最大のメリットは、タッチパネルに圧力を加えるだけで、基本的にどのようなものでもタッチを認識して操作ができることから幅広い用途に使える点です。例えば誤操作を起こさないように、簡便且つ確実にタッチすることが求められる現場や環境では多くの場合、抵抗膜方式タッチパネルが採用されています。

  • 抵抗膜方式タッチパネルのメリット
  • 他の方式と比べても低コストで製造でき、消費電力を比較的抑制できるため、非常にコストパフォーマンスに優れている点が挙げられます。構造がシンプルであるため、製造やメンテナンスが容易で、交換性や取付の簡便性にも優れることから大量生産や長期で安定した運用に適しています。さらに、分解能が高く、文字入力のような細かい検出ができます。

また、ホコリや水滴に関係なく、手袋操作やペンでの入力も可能です。そのため、濡れた手や分厚い手袋、汚れが付着した状態で操作することが求められる医療機器や産業機器で多く用いられています。

抵抗膜方式タッチパネルのデメリット

デメリットとしては、電極膜を重ねたり素材にフィルムを用いる構造上、画面の視認性がやや劣ったり、耐久性や耐衝撃性は低く、画面サイズが大きくなるほど検出精度が低下する傾向があります。急激な温度変化や高温多湿が起こる周辺環境によっては、タッチパネルの膜が変形して、タッチ位置がずれる「位置ずれ」が発生することがあります。その場合は画面のキャリブレーション(校正)が必要になります。また基本的にスマホのような操作ができる「マルチタッチ」や「ジェスチャー」操作には対応していない点が挙げられます。

頻繁な使用による摩耗や圧力の影響で、透明電極の膜に傷が付きやすく、結果としてタッチされた位置の測定精度が低下する可能性があります。特に4線式は傷に弱く、検出エラーが発生しやすいことから、物理的な刺激が加わるシーンでは、5線式や7線式などの抵抗膜式も検討する必要があります。

DMCの抵抗膜方式はここが違う!独自技術ソリューション

DMCでは、こうした抵抗膜方式のデメリットを解決したソリューションを製品ラインナップとして提供しています。例えば、抵抗膜方式では基本的にマルチタッチや、ジェスチャー操作はできませんが、独自技術によって可能に。環境や状況に合わせて最適な感度調整をサポートしています。

  • マルチタッチ・ジェスチャ操作対応抵抗膜タッチパネル

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  •  LST SERIES
    抵抗膜でスマホライクなタッチオペレーション
    抵抗膜特有の利点を活かした静電方式に近い操作を実現。フリック入力等の操作が可能。
    軽荷重タイプ
    LSTSERIES
  •  MTR-G SERIES
    抵抗膜でマルチタッチジェスチャオペレーション
    入力荷重大幅低減、高出力コントロール。抵抗膜でマルチタッチジェスチャー。
    軽荷重タイプ
    MTR-GSERIES

また、フィルム素材を使った方式上の欠点となる、視認性や耐衝撃性や耐傷性、耐温・耐湿性などの耐久性を克服・解決した「ガラス素材を使った抵抗膜方式タッチパネル」をオーダーメイドでご提供しています。フィルムを超極薄ガラスに変更することで高透過で鮮やかなコントラストの高い映像表示を実現しています。

  • ガラス素材を使った抵抗膜ガラスサーフェスタッチパネル

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  •  G-SURFACE SERIES
    超極薄ガラスを採用した次世代抵抗膜タッチパネル
    フィルム素材を超極薄ガラスに変更。高透過で鮮やかなコントラストの高い映像表示を実現。
    抵抗膜タイプ
    G-Surface

静電容量方式タッチパネル

静電容量方式は、指が触れた際の微弱な微弱な電気(電荷)の変化を検知してタッチ位置を特定する方式です。スマートフォンに代表されるマルチタッチ対応・高透明度・高耐久が最大の特長で、産業用機器への採用も急増しています。電磁ノイズ環境ではコントローラの感度調整が必要です。仕組みの詳細は以下のページで解説&徹底比較しています。

静電容量方式タッチパネルは、人間の指などの導電性物質との間に発生する微弱な電気の変化(静電容量の変化:電気を蓄える量の変化)を検知することで、タッチ位置を特定する方式です。静電容量方式には「表面型」と「投影型」の2つのタイプがあり、表面型は構造がシンプルで製造コストが安いため、初期のタッチパネル製品に多く採用されました。一方、投影型は技術の進歩とコストダウンにより近年急速に普及しており、スマートフォンに代表されるような、より繊細な操作を可能にすることから、私たちの生活に身近な多くのモバイル機器に採用され、現代の民生製品ではタッチパネルの主流となっています。

静電容量方式タッチパネルの動作原理

  • 静電容量方式タッチパネルの動作原理
  • タッチパネルの表面には、微弱な電圧がかけられた透明な電極が配置されています。この電極によって、表面全体に電界が形成されています。指がタッチパネルに触れると、指と電極の間にコンデンサー(電気をためることができる状態=蓄電状態)が形成され、電極間の容量(静電容量)が変化を精密に検知します。その変化量からタッチされた位置を特定します。

静電容量方式タッチパネルの仕組みや特長については、以下のコラムで詳しく解説しています。

静電容量方式タッチパネルのメリット

この方式の最大のメリットは、高い応答性と「投影型」で実現できるマルチタッチ対応が挙げられます。指がタッチパネルに近づくことで生じる静電容量の変化を検出するため、わずかな接触でも素早く反応します。「表面型」はマルチタッチが出来ませんが「投影型」は耐久性も高くマルチタッチに対応しており、正確で精密な操作性を行うことができることから、主にスマートフォンやタブレット端末など、直感的な操作が求められる製品に採用されています。こうした理由から、現在では静電容量方式と言えば「投影型」を指し、広く一般で使われるようになっています。

  • 静電容量方式タッチパネルのメリット
  • 投影型静電容量タッチパネルは、複数の指での同時操作(マルチタッチ)を正確に認識できるため、ピンチイン・アウトやスクロールなどの「マルチタッチジェスチャー操作」がスムーズに行えます。さらに、高い透明度を実現できるため、ディスプレイの美観を損なうことなく、鮮やかな映像を表示できます。構造上、使われる素材から耐久性にも優れており、長期間にわたって安定した動作が期待できます。

ほとんどの場合、カバーガラスやガラス素材を使うことから、画面の透明度が高く、表示品質に優れています。さまざまな形状にも対応できるため、デザインの自由度も高く、アクリルやフィルム素材を使えば曲面にも対応できます。

静電容量方式タッチパネルのデメリット

デメリットとしては、特性上、手袋など導電性のないものでは操作できない点が挙げられます。また、水滴や水しぶきなど、ある程度まとまった水が存在したり、流水がある状態では、水自体が導体として認識され、電気的なバランスが崩れて誤動作を起こしやすいという特徴があります。さらに、周囲の電磁ノイズや、高い誘電率を持つ物質の存在、温度や湿度などの環境変化も、静電容量に影響を与え、誤動作や反応遅延の原因となるなど、環境ノイズに弱く影響を受けやすい点が挙げられます。特に、強い電磁波が発生する環境下では、誤動作が発生する可能性が高まります。耐久性に関しては、抵抗膜方式に比べて高いとされていますが、強い衝撃を受けたり、鋭利なもので傷つけたりすると、やはり破損する可能性はあります。

製造コストは、抵抗膜方式に比べて高価になる傾向があり、高精度のタッチパネルを実現するためには、より高度な製造技術が必要となります。タッチパネルの表面を覆う保護ガラスの厚さや素材の種類によって、タッチ感度が大きく変化します。保護ガラスが厚い場合や、非導電性の素材を使用している場合は、タッチ反応が遅くなったり、感度が低下することがあります。また、パネルが大型化すると信号の減衰により感度が低下しやすいため、大画面のタッチパネルには別の方式が採用されるケースもあります。

DMCの静電容量方式はここが違う!独自技術ソリューション

DMCでは、こうした静電容量方式のデメリットを解決したソリューションを製品ラインナップとして提供しています。DMCのソリューションは、静電容量方式の課題である環境ノイズに対する、高度なノイズ識別機能を搭載しています。独自開発のタッチコントローラーは、環境ノイズの種類や強さに応じて、多様なカスタマイズ設定に対応。例えば、工場における静電気や機械振動といった複合的なノイズ環境下においても、タッチ操作とノイズによる容量変化を的確に識別し、誤動作を防止します。さらに、液体の飛散や水没といった過酷な条件下においても、液体の誘電率変化に基づく独自のアルゴリズムにより、タッチパネルの誤動作を抑制します。これらの機能により、DMCの製品は、高い信頼性と耐久性を要求される産業分野において、最適なタッチ操作を提供します。

  • DMC独自開発静電容量タッチコントローラ

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  •  DUSx200 SERIES
    投影型静電容量タッチパネルコントローラ
    スマホやタブレットで採用される直感的な操作が特長の静電容量コントローラ。
    マルチタッチタイプ
    DUSx200SERIES

また、DMCの投影型静電容量方式タッチパネルは、全製品において-40℃~80℃という広範囲な動作温度を保証しています。極端な温度変化を伴う過酷な環境下においても、高い耐熱性・耐寒性を発揮し、安定したタッチ操作を実現します。屋外設置型機器をはじめ、温度変動が激しい環境下での使用が求められる製品に最適です。

そして、DMC独自の紫外線吸収構造は、紫外線を効果的に吸収して、液晶ディスプレイの劣化を抑制します。太陽の光が強い屋外や過酷な環境下でも、この構造が紫外線を吸収し、液晶ディスプレイへのダメージを最小限に抑えます。この構造と、高耐久性のガラス2層構造を組み合わせることで、太陽光や外的衝撃からパネルを保護し、過酷な環境下での長期使用にも耐えうる高い信頼性を実現しています。

  • 投影型静電容量方式を採用したタッチパネル

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  •  DUS-A SERIES
    スマホライクな操作でスマートオペレーション
    パネル省スペースで高い耐環境性能。低輝度ディスプレイでも安心の使い心地。
    ガラスタイプ
    DUS-ASERIES
  •  DUS-N SERIES
    省スペースにも組込める狭額縁デザインモデル
    タッチパネルの内部配線を省スペース化。コンパクトで狭額縁なスリムベゼルを実現
    ガラスタイプ
    DUS-NSERIES
  •  DUS-S SERIES
    カバー付ガラス構造CoFコントローラモデル
    CoFコントローラ、I2C-I/F採用で省スペース取付。カバー付ガラス構造で堅牢性も抜群。
    ガラスタイプ
    DUS-SSERIES
  •  DUS-LA SERIES
    劣悪環境に強いカバー付ガラスセンサモデル
    高い堅牢性と耐候性。ガラス/ガラスタイプをベースにしたスタンダードガラスタイプ。
    カバーガラスタイプ
    DUS-LASERIES
  •  FinTouch SERIES
    超軽量・薄型の静電容量コントローラ付センサー
    フィルム素材採用で軽量・薄型化とUSB対応コントローラ付静電容量方式タッチパネル。
    PCAPフィルムタイプ
    FinTouch
    ORDER
    MADE

赤外線方式タッチパネル(光学式タッチパネル)

赤外線方式タッチパネルは、赤外線などの光学的な原理を利用してタッチ操作を検出する方式です。複数の方式が存在しますが、代表的な方式として「赤外線カメラ方式(赤外線イメージング方式)」「赤外線遮断方式(赤外線走査方式)」「投影型赤外線方式(PIT方式)」「PSD方式(Planar Scatter Detection)」があります。近年では、高い描画精度が求められるプロ向けのグラフィックタブレットや、大画面でのプレゼンテーションや教育現場で、自然な書き込みや操作が可能なインタラクティブホワイトボード、デジタルサイネージなどの大型ディスプレイに、赤外線カメラ方式が多く採用されています。

光学式タッチパネルの動作原理

赤外線カメラ方式(赤外線イメージング方式)
  • 赤外線カメラ方式(イメージング方式)の動作原理
  • 赤外線カメラ方式は、赤外線イメージセンサーを搭載したカメラと反射テープを配置、画面全体を照射と反射で覆う状態にして、その反射光を常時スキャンすることで指などの接触による遮光を検知し、タッチ位置を特定する方式です。パネル上部の左右に配置された2つの赤外線カメラから赤外線が照射され、パネル周囲の再帰反射テープに当たって入射角と等しい角度で反射、カメラに戻ることで画面全体が赤外線で覆われた状態となります。

この反射光をカメラが常時スキャンし、指などで画面に触れると生じる入射光量の変化を画像解析することで、遮蔽された角度を算出し、三角測量という手法を用いてタッチ位置を正確に特定します。三角測量とは、2つの既知の点(カメラの位置)と1つの未知の点(タッチ位置)の距離関係から、未知の点の位置を計算する方法です。この原理に基づき、赤外線カメラ方式は高精度なタッチ位置検出を実現しています。

赤外線遮断方式(赤外線走査方式)
  • 赤外線遮断方式(赤外線走査方式)
  • 赤外線遮断方式(赤外線走査方式)は、フレームに発光素子(赤外線LED)と受光素子(フォトトランジスター)が向かい合うよう配置されることで、画面上を赤外線で覆う状態を形成、指などの接触による遮光を検知してタッチ位置を特定する方式です。画面に指などで触れると、赤外線が遮られ、受光する素子に届く光の量が減少します。この光の量の減少を検出し、どの位置で赤外線が遮られたかを計算することで、タッチ位置を特定します。

この方式には2つのタイプがあります。発光/受光素子を1対1にしてグリッド上に赤外線で覆う「2軸走査方式」と、発光素子1つに対して、複数の受光素子で検出する「多軸走査方式」があり、前者はシングルタッチのみで後者はマルチタッチに対応します。

投影型赤外線方式(PIT方式)
  • 投影型赤外線方式(PIT方式)の動作原理
  • 投影型赤外線方式(PIT方式)は、タッチパネル裏側の端4辺に搭載された発光素子(赤外線LED)と受光素子(フォトトランジスター)がそれぞれ外側に向かって配置され、反射板を経て画面上へ届いて表面に均一な赤外線の網目を形成、指などの接触による遮光を検知してタッチ位置を特定する方式です。画面に指などで触れると、赤外線が遮られ、受光する素子に届く光の量が減少します。この光の量の減少を検出し、どの位置で赤外線が遮られたかを計算することで、タッチ位置を特定します。

基本的には赤外線遮断方式(赤外線走査方式)と検出原理は同じですが、構造が違ってきます。

PSD方式(Planar Scatter Detection)
  • PSD方式(Planar Scatter Detection)の動作原理
  • PSD(Planar Scatter Detection)方式は、カバーガラスの端に沿って発光素子(赤外線LED)と赤外線検出器を設置し、入射した赤外線をカバーガラス内部で全反射させて光で満たした状態を形成することで、指などの接触による光の散乱を検知してタッチ位置を検出する方式です。赤外線は、カバーガラス内部を常に全反射した状態で存在しており、タッチすると触れた部分で全反射が乱れて光が散乱し、赤外線の光量が減少します。この受光量の減少した位置を検出することで、タッチ位置を特定します。

光学式タッチパネルのメリット

この方式の最大のメリットは、高精度な位置検出が可能な点にあります。画面上を赤外線で覆う特性上、タッチした瞬間に反応し、操作遅延が少ないため、マルチタッチやジェスチャー操作対応など高速な応答性が求められる用途に最適です。どんな物でもタッチを認識できるため、汎用性も高いと言えるでしょう。また、カメラ方式に限れば比較的構造がシンプルで、大型化が容易なため、さまざまなサイズのデバイスに搭載できます。さらに、透過率が高く、ディスプレイの視認性を損なわないという特徴もあります。

光学式タッチパネルのデメリット

デメリットとしては、光学的な特性上、外光の影響を受けやすい点が挙げられます。光を利用した検出方式のため、外光や照明の影響を受けて誤検出が起こりやすいという課題があります。そのため、屋外での使用や明るい場所での利用は制限され、主に屋内での使用に適しています。

また、赤外線カメラ方式や赤外線遮断方式は、構造上、画面に触れる直前に対象物を認識するため、赤外線を遮断するような小さな虫などが画面に付着すると、誤動作の原因となります。さらに、赤外線を発光・受光するためのセンサーを画面の周囲に配置する必要があるため、ベゼル部分が厚くなり、デザイン性や設置環境に影響を与える場合があります。PIT方式やPSD方式といった、センサー部をタッチパネルの裏側に配置する方式も比較的影響は少ないものの、最小限のフレーム枠は必要となり、筐体の設計に影響を与えます。

製造コストは、方式によってかわってきますが、一般的に中型~大型では抵抗膜方式や静電容量方式よりは大型化や設置が容易でコストは低くなる傾向があります。ただし、高精度のタッチパネルを実現するためには、高度な製造技術が不可欠で、赤外線LEDとフォトダイオードを多数配置した複雑な構造に加え、高精度な光学センサーや制御回路が必要な場合は、部品単価は高くなったり、赤外線カメラ方式では2点以上のマルチタッチを実現するには部品数が必要となりコストアップとなります。また、制御回路や各センサーの感度に加えて配置の精密な調整が必要なことから、調整工数含めて全体の製造コストに大きく影響します。

光学式タッチパネルは、高精度な位置検出と高速応答性が特徴で、他の方式に比べて大型化や設置が容易というメリットと、外光の影響を受けやすいといったデメリットがあります。導入を検討する際は、これらを考慮し、使用環境や求められる性能に合わせて最適な方式を選ぶことが重要です。

大型ディスプレイにおいて、手袋操作や経年劣化のない耐久性を重視される場合は光学式が適していますが、中小型サイズでスマートフォン感覚のマルチタッチ操作を重視する現場には静電容量方式も1つの選択肢になります。DMCでは、光学式タッチパネルは取り扱っていませんが、投影型静電容量方式タッチパネルを多数ラインアップしています。

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超音波表面弾性波方式タッチパネル

超音波表面弾性波方式(SAW方式)は、パネル表面に広がる超音波振動を、指などで触れることで減衰させ、その変化を検知してタッチ位置を特定する方式です。パネルの隅に設置されたX/Y方向の発信子と受信子、そしてパネル側面の反射板によって、超音波がパネル全体を覆う構造となっています。この方式は、かつてはPOSレジ、ATM、キオスク端末などで広く採用されていましたが、近年では抵抗膜方式や静電容量方式の技術発展による多機能化やコストメリットによって、その採用範囲は縮小しています。

超音波表面弾性波方式タッチパネルの動作原理

  • 超音波表面弾性波方式タッチパネルの動作原理
  • 超音波表面弾性波方式は、パネル表面を伝わる超音波の弾性波が、指などの接触により減衰することを利用して、タッチ位置を検出する方式です。パネルの隅に配置されたX軸およびY軸方向の発信子(トランスデューサー)から超音波を発信し、パネル表面を直線状に伝わり、側面それぞれに配置された反射板(リフレクター)で反射することで、90度方向に屈折して受信子へ戻り、パネル全体に超音波を均一に広げます。この状態でパネルに触れると、接触位置の超音波が吸収され、各受信子でその減衰量を検出します。各受信子で検出された減衰量を比較し、減衰量が最も大きい位置をタッチ位置として特定します。

超音波表面弾性波方式タッチパネルのメリット

この方式の最大のメリットは、高い耐久性と高い透過率を両立している点にあります。構造上、パネル表面に傷が付いても、表面弾性波がパネル内部を伝わるため、表面の傷が直接タッチ操作の検出に影響を与えにくく、タッチパネルエリアに一切の加工を必要としないため、タッチパネルによる表示映像の劣化がほとんど発生しないことから高い透過率を実現しています。また経時変化や位置のズレが発生しにくく、高い安定性と長寿命で運用が可能です。手袋を着用した状態や、絶縁性の素材を用いたスタイラスペンでも操作可能です。また、押圧力の検出も可能で、筆圧に応じた線の太さを表現するなど、より自然な操作感を得られます。 高い耐久性と故障の少なさから、タッチパネルの交換が難しい用途や、激しい操作が想定されるアーケードゲーム機などで活用されています。

超音波表面弾性波方式タッチパネルのデメリット

デメリットとしては、弾性波を吸収できる柔らかい素材(指や布など)でなければ操作できないという特性上、操作性の自由度が低い点が挙げられます。また、超音波を阻害する環境ノイズや、パネル上の異物(水滴、虫、ホコリなど)の影響を受けやすく、誤動作が発生するリスクも高まります。マルチタッチに関しては、2点までの対応が一般的であり、より高度なマルチタッチ操作には対応が難しい点が挙げられます。さらに、静電容量方式に比べて反応速度が遅く、高速な操作には適していません。

近年では、静電容量方式の製造コストが大幅に低下したことや、マルチタッチなどのより高度な機能の実現が容易となったことから、ユーザーの多様なニーズに対応できる点で、超音波表面弾性波方式は機能面で劣ると評価されるケースが増えていることもあり、超音波表面弾性波方式よりも静電容量方式を採用する傾向にあります。また、スマートフォンやタブレットの小型・薄型化が進む中、構造上、どうしても厚みが出てしまうという課題も抱えています。

抵抗膜方式のように手袋での確実な操作を行いたいが、より高い耐久性や傷への強さを重視される場合は超音波方式が適しています。一方で、指での軽快で直感的な操作を重視する現場には静電容量方式も1つの選択肢になります。DMCでは、超音波方式タッチパネルは取り扱っていませんが、コスト面で有利な抵抗膜方式や、投影型静電容量方式タッチパネルを多数ラインアップしています。

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電磁誘導方式タッチパネル

電磁誘導方式タッチパネルは、磁石の力で電気を起こす「電磁誘導」という現象を利用した方式です。専用のペンで画面に触れると、パネルの中に埋め込まれたセンサーがその場所を正確に感知します。実際に本物のペンで紙に書いているように、筆圧まで感知できるため、とても自然で細かい操作が可能です。誤って別のものが触れても反応しないので、安心して使うことができますが、専用のペンでしか操作できないという特徴があります。そのため、スマートフォンやタブレットのように、指で直接触れて操作するような用途にはあまり向いていません。主に、イラストを描いたり、デザイン作業を行うためのペンタブレットなどで使われています。

電磁誘導方式タッチパネルの動作原理

  • 電磁誘導方式タッチパネルの動作原理
  • 電磁誘導式タッチパネルは、磁界の変化によって電気が流れる「電磁誘導」という現象を利用しています。専用のペンから発生する磁界を、パネル側に設置されたセンサーで検知します。これにより、ペンとパネルのコイル間で電磁誘導現象が発生し、位置情報や筆圧などの信号が送受信されます。この信号を解析することで、タッチ位置や筆圧を認識することができます。

ペンには、大きく分けて2つのタイプがあります。一つは、電池を内蔵し、常にコイルに電力を供給して磁界を発生させるタイプで、もう一つは、電池を内蔵せず、パネル側のセンサーコイルから送られてきた電磁波によって誘導電流が発生し、磁界を発生させるタイプがあります。

電磁誘導方式タッチパネルのメリット

この方式の最大のメリットは、ペン先とパネル間の距離を正確に測定できるため、誤動作が少なく、高い検出精度、深さ方向の検出が可能で、筆圧を検知し、線の太さなどをきめ細やかに変化させることができる精緻な操作ができます。液晶パネルの表面を直接触れることがないため、画面の寿命を長く保つことも可能です。これらの特徴から、高い精度と表現力が求められる用途に適しています。

電磁誘導方式タッチパネルのデメリット

デメリットとしては、専用ペンが必要なため汎用性が低い点が挙げられます。そのため、一般的なタッチパネルのように、指や汎用のスタイラスペンでは操作できません。このデメリットを補うように高感度な静電容量方式との併用や、電磁誘導方式と静電結合方式の両方の特徴を併せ持つ方式など、より高度なペン入力やマルチタッチ、ジェスチャー操作に対応した技術も存在しており、これらの方式を組み合わせることで、より多様な入力に対応できる製品も登場していますが、専用ペンのコストやディスプレイパネルの追加製造コストが発生するため、製品価格が非常に高くなる傾向にあります。

ペン入力の精度を重視される場合は電磁誘導方式が適していますが、指での直感的な操作を重視する現場には静電容量方式も1つの選択肢になります。DMCでは、電磁誘導方式タッチパネルは取り扱っていませんが、投影型静電容量方式タッチパネルを多数ラインアップしています。

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COMPARE

タッチパネルの比較

5つの方式はそれぞれ得意な環境・用途が異なります。「操作性・耐久性重視なら静電容量方式」「コストと手袋対応重視なら抵抗膜方式」という大きな選択軸を念頭に、以下の比較表で17項目を横断確認してください。

タッチパネルの比較

タッチパネル方式別比較表

DMCで取り扱っている製品から一般的に知られている方式として、抵抗膜方式、静電容量方式、光学方式、超音波方式、電磁誘導方式を比較しました。タッチパネルの方式は、それぞれ長所と短所が異なり、用途や使用環境、コストの増減によって最適なものが変わりますが、こちらではタッチパネルの方式による違いを大まかに比較表にまとめています。

* タッチパネル技術は日々進化しているため、比較内容はあくまでも参考となります。(2025/12月)

方式 抵抗膜方式 静電容量方式 光学方式 超音波方式 電磁誘導方式
タッチの軽さ △ (〇)*1 △ (〇)*6
マルチタッチ ✕ (〇)*2 △ (〇)*6
ジェスチャー操作 ✕ (〇)*2 ✕ (〇)*6
ペン操作 ◎ *4 ◎ *4 ◎ *4
手袋操作 ✕ (〇)*1
堅牢性
耐光性 〇 (✕)*3
耐水性 △ (✕)*3
耐傷性
透過性
耐環境性能
デザイン性
電磁ノイズ ✕ (〇)*1 ✕ (△)*6
異物による影響 △ (〇)*1
フレキシブル化
大画面対応 △ (〇)*2
コスト感 〇(◎)*5 △ (✕)*6
  • *1 要IC感度調整
  • *2 一部
  • *3 長期
  • *4 要専用ペン
  • *5 大型のみ
  • *6 静電容量方式と併用
  • タッチパネルで最も普及している方式は?

    投影型静電容量方式(PCAP)です。スマートフォンの普及とともに標準となり、マルチタッチ対応や耐久性の高さから産業用途でも採用が広がっています。

  • 手袋をしたまま操作できるタッチパネルは?

    抵抗膜方式です。物理的な圧力で反応するため、素材を問わず安定した操作ができ、産業用途で長年採用されています。

  • 静電容量方式と抵抗膜方式、どちらがコストを抑えられる?

    一般的に抵抗膜方式の方が製造コストを抑えやすい方式です。ただし数量や仕様によって前後するため、詳しくはお問い合わせください。

  • 屋外や過酷な環境に向いているタッチパネルは?

    防水・防塵対応した投影型静電容量方式や、耐衝撃性に優れた抵抗膜方式が多く採用されています。詳しくは「活用シーンと応用製品」のセクションをご覧ください。

「徹底解説|タッチパネル」さいごに

ここまで、私たちが日々利用しているスマートフォンやタブレットなど、なぜ指で画面に触れると操作できるのか?操作を実現する上で核となる様々なデバイスに搭載されている「タッチパネル」について、その動作原理や種類など基礎的な知識を網羅的に解説してきました。

抵抗膜方式、静電容量方式の他、多様な方式が存在し、それぞれに特徴やメリット・デメリットがあることをご理解いただけたかと思います。タッチパネルは、私たちの生活を大きく変え、より直感的でインタラクティブなユーザー体験を提供する上で欠かせない技術となっています。しかし、タッチパネルの技術は日々進化しており、より高精度な認識、より広い入力範囲、そしてより耐久性のある素材など、さらなる改善が期待されています。

タッチパネルはハードウェアだけでなく、ソフトウェアとの連携も非常に重要です。例えば、多点タッチやジェスチャー認識など、より高度な操作を実現するためには、ソフトウェア側のサポートが不可欠です。今後も、タッチパネルは様々な分野で活用され、私たちの生活をより豊かにする可能性を秘めています。

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電子部品の製造企業として創業年の歴史を持ち、タッチパネルを手掛けて年、タッチパネル応用製品を手掛けて年の実績から、国内にとどまらず世界20ヶ国以上に輸出を行ってきた経験から適した タッチパネルをご紹介します。現在使用されているタッチパネルと比べて、性能や使いやすさがどう変わるのか。価格はどの程度になるのか。これまでの開発・導入実績を元にタッチパネルのプロがご相談にのります。

DMCでは抵抗膜方式タッチパネル、静電容量方式タッチパネルを多数ラインアップしています。センサーだけではなく、センサーを使った中間製品から応用製品までトータルでお客様の課題解決に貢献します。是非一度ご相談ください。

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